モロー反射とは?いつからいつまで起こる現象?原因と対処法は?

studioTO-WA(スタジオトーワ) 大阪・心斎橋の前撮り出張写真撮影スタジオ、レンタル
大阪でニューボーンフォト出張写真撮影ならstudioTO-WA(スタジオトーワ) TOP > お役立ちコラム > モロー反射とは?いつからいつまで起こる現象?原因と対処法は?

2023.1.4

モロー反射とは?いつからいつまで起こる現象?原因と対処法は?

262View

赤ちゃんの頃にしか見られない、かわいらしく愛おしい反応である「モロー反射」。

しかし、あまりに激しいときには「大丈夫なの?」と不安を覚えてしまうこともあるでしょう。

改めて、モロー反射はどんなタイミングで起こるものなのか、激しい反応を見せる原因、対処法などを解説していきます。

モロー反射とは?

モロー反射とは、主に生まれたばかりの赤ちゃんに見られる反射反応のことです。


「抱きつき反射」とも呼ばれていて、その名の通り抱きつくようなポーズになるのが特徴です。

赤ちゃんが突然バンザイをするように両腕を上にあげたり、そのあと抱きつくように両手の手のひらを内側へ向けたりするようなポーズをしたりしませんか?

このような反応が、両手で対照に表れているのであれば「モロー反射だ!」と考えて良いでしょう。

モロー反射は、多くの場合生後4か月頃から半年頃までの期間に見られます。

しかしこうした時期はあくまで、目安にすぎません。

赤ちゃんが成長する速度は、一人ひとりの赤ちゃんごとにまったく違います。

この期間にモロー反射が見られない子や、この時期からずれてモロー反射が出てくることもあります。

モロー反射の頻度もそれぞれ違いますが、1日のうちに何度もくり返しモロー反射が起こることもめずらしくありません。

多くの場合、成長に従ってモロー反射は少しずつ減っていきます。

これは、成長につれて赤ちゃん自身の「自分の手で触りたい」というような意志が強くなっていくためと考えられます。

赤ちゃんが自分の意志で手足を動かすようになってくると、モロー反射は次第になくなります。

モロー反射が起きる原因とは?

そもそものモロー反射の原因は原始反射とされており、だいたいの赤ちゃんが反射的にモロー反射をみせます。

どんなときにモロー反射が起こるかといえば、「なんらかの刺激があったとき」と言えるでしょう。

赤ちゃんはなにか刺激が起きたとき、「危険が迫っているかも!」と反射的に感知します。

そのとき、親の身体など安心できるものにつかまろうとして、反射的に手足が動いてしまうのではないかという考え方があるのです。

「危険を感じるほどの刺激」と考えると壮絶なイメージを抱くかもしれませんが、実際はとても簡単な刺激です。

例えば太陽や電灯の光、生活音、外の音、気温の変化など。

音、光、温度、身体に触れるものの感触のように、非常に些細な刺激もモロー反射の原因となります。

これは、赤ちゃんが手足を自分の意志によってコントロールすることが難しいために反射的に起こってしまうものと考えられます。

あくまで本能的なものであることから、ちょっとした変化でモロー反射が起きたとしても基本的には心配しすぎる必要はありません。

赤ちゃんがモロー反射をしないこともある?

ほとんどの赤ちゃんに起こるモロー反射ですが、ときにはモロー反射が見られない赤ちゃんもいます。

前述の通り、赤ちゃんにとってモロー反射はよくある反応と言えます。

そのため、赤ちゃんの健康診断ではモロー反射がきちんと問題なく起こっているかどうかも確認されます。

モロー反射は赤ちゃんの成長段階で、とりわけ中枢神経が問題なく発達しているかどうかきちんと確認するポイントとなるのです。

ただし、早産の赤ちゃんでは規定のタイミングでモロー反射が起きなくとも問題のないケースもあるため、健康診断で確認されないこともあります。

モロー反射がどうしても起こらないときには、なんらかの異常が起きている可能性が考えられます。

また、モロー反射は起こるものの、本来であれば両手に起こるはずなのに左右どちらかにしか起きていないというときにも、より精密な検査が必要になることがあります。

出産にまつわるなにかの過程で脳神経系や筋肉に異変が起きているかもしれませんので、早い段階で医師へ相談しましょう。

モロー反射が激しい原因と対処法

ときにはモロー反射があまりに頻繁に起きたり、激しかったりするため睡眠もままならない……というようなこともあるでしょう。

モロー反射が起きること自体の原因は前述の通りですが、もし異様に激しく感じられるのなら赤ちゃんのいる環境が刺激的すぎるのかもしれません。

大人にとっては普通の環境であっても、赤ちゃんにとっては「明るすぎる」「寒暖差がありすぎる」「音が響きすぎる」ということも十分考えられます。

こうしたケースでは、まずは赤ちゃんが落ち着きやすい環境づくりを目指しましょう。

□カーテンを変える
□電気を変える
□部屋に布やポスターを張る(白い壁がまぶしく感じられている可能性があるため)
□赤ちゃんの寝具を変える
□テレビやラジオ、音楽の音量を調整する

このような気配りをすることで、赤ちゃんの反応が変わるかもしれません。

まとめ

赤ちゃんのモロー反射は、危険察知の意味もある原始的な反応です。

どんな赤ちゃんにも起こるものとして、基本的には気にしすぎる必要はありません。

どうしても激しさが気になる場合には、赤ちゃんの身の回りの環境が刺激的すぎる可能性がありますので少し見直してみるのもいいかもしれませんね。

PICK UP

studioTO-WA(スタジオトーワ)

studioTO-WA(スタジオトーワ)

大阪・心斎橋で出張撮影 ニューボーンフォト・新生児赤ちゃんベビーの撮影・マタニティフォトスタジオなら『studioTO-WA』。お子さんの大きさをそのまま残せる「等身大パネル・アルバム」がおすすめ!

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

新着記事一覧