おくるみは卒業しなきゃいけないって本当?その理由は?いつまで使っていい?

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2022.12.6

おくるみは卒業しなきゃいけないって本当?その理由は?いつまで使っていい?

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おくるみは泣いている赤ちゃんに使うことによって、安心感を与え泣き止ませることができ、パパやママにとって便利なアイテムと言えるでしょう。

しかし、長く使い続けることによっておくるみが窮屈になっていくだけでなく、最悪のケースでは死亡事故が発生してしまうこともあるのをご存知ですか?

赤ちゃんの健やかな成長のためにはよきタイミングでおくるみを卒業する必要がありますので、詳しく解説していきましょう。

おくるみはいずれ卒業しなきゃいけないもの?

おくるみとは、布や毛布で赤ちゃんの身体をすっぽりと包み込むこと、またその布そのもののことです。

おくるみを使うことによって、泣いている赤ちゃんが安心したり泣き止んだりすることが少なくありません。

そのため子育てにおいては、生後まもなくからおくるみのお世話になっている親御さんも多いでしょう。

しかし、おくるみはいつまでも使い続けてよいものではありません。

おくるみは身体をしっかりと包み込むため、毎日成長している赤ちゃんにとってはすぐに窮屈なものになってしまいます。

それでも変わらずにおくるみを使い続けていると、赤ちゃんの健やかな成長を妨げてしまいます。

ひどいときには、関節脱臼が起きてしまう可能性もあります。

さらに、寝返りの際におくるみが絡まったり、鼻や口を塞いだりして呼吸を妨げてしまうこともあります。

最悪のケースでは、死亡事故にもつながりかねません。

こうした事故を防ぐためにも、赤ちゃんの成長にあわせて、おくるみは卒業させてあげましょう。

赤ちゃんの様子もよく見極めながら、おくるみを使うタイミングについて考えてみましょう。

おくるみはいつまで使ってもいいの?

おくるみを卒業するタイミングの目安は、生後3~4ヵ月頃です。

特に、赤ちゃんが寝返りをはじめたタイミングはおくるみの卒業をすべきタイミングと言えます。

もちろん、必ずこの時期に卒業しなければいけない、この時期以降はおくるみを使ってはいけない、というわけではありません。

しかし、おくるみが赤ちゃんの寝返りを阻害している可能性があるのなら、卒業させてあげた方がよいでしょう。

こわいのは、赤ちゃんがおくるみに包まれているあいだは異変が起きたとしても気づきにくいということ。

「おくるみに包まれて、静かに眠っていると思っていたのに実はおそろしい事故につながっていた……」という状況にも陥りかねません。

生後3ヶ月に満たない場合であっても、おくるみを使うときには赤ちゃんにそばにいて、ときどき様子を見てあげるように心がけてください。

おくるみを使うのはいけないこと?

このようなリスクについて知ってしまうと「おくるみは使わない方がいいのでは?」と思えてしまうかもしれません。

しかし、おくるみそのものが悪いわけではなく、むしろおくるみを使うことで赤ちゃんを安心させてあげられるという大きなメリットもあります。

赤ちゃんは、おくるみを使うことでママのお腹にいるときのような安心感を覚えられる……という説もあります。

まだまだコミュニケーションがおぼつかず、泣いてばかりの赤ちゃんを落ち着かせてあげたいとき、おくるみがあれば安心です。

特に、赤ちゃんが泣いてぐずるばかりでなかなか寝付けないときには、おくるみで包み込んであげることで赤ちゃんがスムーズに眠れるようになるかもしれません。

肌寒い時期には特に重宝しますので、賢く使うべきでしょう。

暑い時期であっても、おくるみには赤ちゃんのモロー反射を防げるという利点があります。

モロー反射とは生後まもない赤ちゃんによく見られる反応であり、寝つく瞬間に手足が意思とは無関係に動いてしま反応のことです。

原始的な反応であり病気等でもないものの、赤ちゃんにとっては突然身体が動いたことで驚き、うとうとしていたのに目を覚ましてしまうこともあります。

おくるみは、そんなモロー反射を防ぐことにつながるのです。

使い方次第でパパやママの負担も減らせますので、上手に使うべきでしょう。

おくるみを卒業させる方法は?

子どもによっては「毎日おくるみをするのが当たり前」「おくるみをしないと寝れない」ということもあるかもしれません。

そんな状態で、いきなり「もう卒業しないといけないタイミングだから」と一方的におくるみを卒業させられても、子どもは納得できないでしょう。

おくるみを卒業するまでには、まず「おくるみなしで眠る練習」からはじめる必要があります。

おくるみがなくても赤ちゃんが落ち着けるよう、お気に入りになりそうなパジャマやナイトガウンを探してあげたいものです。

赤ちゃんは体温調節がうまく出来ないので、おくるみがなくても寒い思いをしないよう、厚手のものを選んであげるといいかもしれません。

手足の状態にも触れながら確認し、適宜着せたり脱がせたりしたいものです。

もちろん、季節によってはかえって暑くなってしまう可能性もありますから、赤ちゃんが暑がっていないかよく確認してあげてください。

汗をかいていたり、顔が赤くなっていたりした場合には、少し厚着をさせすぎているかもしれません。

慣れるまでは、おくるみ中心の中で何日かに一回おくるみを使わない日を作ってあげるとよいでしょう。

少しずつ、おくるみを使わずに眠る日を増やしていき、おくるみを使わなくても眠れるよう目指しましょう。

まとめ

おくるみをすることによって、赤ちゃんがリラックスし、モロー反射を避けて寝やすくなるというメリットがあります。

一方で、寝返りが打てるようになってからは窒息などの原因にもなりかねないため、生後3ヶ月ごろから少しずつ使うのをやめてあげましょう。

寝返りを打てるようになったかどうかを目安に、少しずつおくるみ卒業を目指してくださいね。

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